第7回 子が大輪の花を咲かせるとき
新型コロナウィルスの発生により、わたくしたちの日常が大きく変化しています。お子様を育てるには大変難しい状況となり、ご家庭では日々大変なことでしょう。
そんな中、在宅ワークや勤務時間の変更など、生活上のいろいろなご事情により、お子様とじっくり向き合えるお時間が取れるようになったかたもおられるのではないでしょうか?
これは各種能力をグングンと伸ばすための良きチャンスでもございますね。
ところが親子というものは、本当に難しいもので。。
レクチャータイムをいざ始めてみますと「何度も教えているのになぜできないのかしら?」
「全然集中してくれない」「もう〇歳なのにこんなことも出来ないなんて」と、 お子様を思うがあまり、ついイライラしたり、悩んでしまうものなのですよね。 まずは「もう〇歳なのだから〇〇させなくちゃいけない」という思いを一度、 外してみましょう。
「まだ〇歳なのにこんなことができるなんてすごいわね!」 に変換出来たら最高です。
「させなくちゃ」という思いは「〇〇出来るようになってほしいな」という 【望み】に置き換えてみましょう。
思いのベクトルを少し修正するだけで、こころにゆとりが生まれてくるように思います。お子様の脳が学ぶときは、その状況を【快】と感じている時です。 褒められる、達成感を感じる、成果が目に見える、といったことにより、 快の感情のあるシチュエーションは生み出すことが出来ます。
環境を整え、大人がリラックスした心持ちで導いてあげることさえできれば、 お子様は自然と、しかも驚異的なスピードで能力が伸びるというわけです。
させるのではなく、自らやりたいと思えるように支援することが大人の使命であり、親子ともに最も幸福な教育の形であると、わたくしは思っています。
いつまでにどうならなくてはいけない、という枠に当てはめて苦しむことなく、 芽が出て 膨らんで 葉が出て そして大輪の花を咲かせる時を楽しみに待ちたいものですね。
今日も育児をがんばるすべての保護者様へ
エールをお送りしたいと思っております。