第6回 気持ちを整えるということ
毎日の子育ては楽しくしあわせな半面、大変なものであり、忍耐を必要とするものですね。
今それに直面されている保護者様のお気持ちは手に取るようによくわかり、
どれだけの想いをお子様へ注いでいらっしゃるか、想像に難くありません。
子どもと長い時間を共にしていると、日々様々な葛藤があると思います。
親としての自分はどうあるべきか?
正しいことを教えたいのに全然伝わらない。。
理想の子育てが出来ていない。。
一生懸命な保護者様ほど思い悩み、ご自身を責めてしまわれる傾向にあると感じます。
時には子どもがかわいいと思えなくなってしまう時もあるかもしれません。
その感情は多くのかたが経験するもので、一度親となれば通過点のようなものです。
子どもが良くない行ないをする→叱る→なかなか改善しない→自己嫌悪だけが残る
そんな負のスパイラルに陥ってしまうこともありますね。
そんな時は【感情を押し殺して冷静にふるまう】よりも、
ぜひ【感情の波の原因を探し、改善への対策を明確に】してみてください。
感情を押し殺すことは対症療法、原因究明と改善策考察は根治と思ってください。
例えば、頭痛がする時に痛み止めを飲むのが対症療法であるならば、
MRIなどで脳の検査をし、正しい方針で治療を進めることが根治ですね。
どうすればこの負の感情の連鎖を防げるのか、ぜひいろいろと試してみてください。
どうか一人で苦しまず、周囲のかたに想いをお話ください。
そして、子に教えられましょう。
その本当の意味は、親が育児を通して【人間として成長できるチャンスを与えられる】
ということだと思っています。
今日も育児をがんばるすべての保護者様へ、エールをお送りしたいと思っております。