【第2回 手を使うということ】
TOEアカデミーでは、毎日のカリキュラムの中に、
手を使うアクティビティをたくさん取り入れています。
その中で感じることは、昔は当たり前だったことが、
なかなか難しく、出来なくなってきている。。ということです。
例えばわたくしの家庭では、自分の衣服を四角い形になるように丁寧にたたみ、
風呂敷の中央にバランスを考えて置き、
縦結びにならないように長さを調節して結ぶという習慣がありました。
なかなか2歳児には難易度が高いことでしたが、
当時は鉛筆もあえてナイフで削っていましたし、あやとりや折り紙も得意でしたから、
さほど難しいとも感じなかったのですね。
ゲームや便利グッズのない時代には、自然と行なっていたことも、
減ってきている今の時代だからこそ、
あえて手指の巧緻性が高まるような遊びや習慣を意識的に取り入れたいものですね。
カッターでなくはさみ
ピーラーでなく包丁
モップでなくぞうきん
チャック袋でなく巾着袋
マジックテープの靴でなく紐靴
指先を豊かに使って、脳をたくさん育ててゆきたいですね。